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なぜミスミに入社されたのですか?
私は大学時代地域活性化を目的に、イベントやフリーペーパーの発行をする学生団体の代表をしていました。自身が代表だったという経験から、事業の全体観を持って仕事がしたいと考えており、会社を探しているうちにミスミに出会いました。小さな組織に大きな権限委譲をして自身がオーナーのように働けるという点に魅力を感じ、ミスミに入社を決めました。
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入社後はどのようなキャリアを歩まれてきたのですか?
入社後は事業開発という職種で仕事をしてきました。国内外の新商品開発や納期短縮のための工場選定、コストダウンを目的とした海外輸入品の船便導入などを行ってきました。2020年から約1年半の間は、中国に駐在をして現地での商品開発を担当しました。中国は非常に成長市場でお客さまの反応が早いため、打ち手を打てばその結果がすぐ見えるという状態で非常に面白い仕事をさせてもらったと思っています。
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現在ディレクターという管理職にも就かれていますが、昇進されたのはいつ頃ですか?
手挙げ昇進昇格制度を利用し、自身が次の職位に上がりたいと思ったタイミングで面接を受けました。具体的には入社7年目にリーダー、その2年後の9年目にディレクターに昇進しました。
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どのようなところに仕事のやりがいを感じますか?
企画から販売まで全てのプロセスに関われることです。ミスミでは自身の担当商品群の新商品開発から販売方法の決定まで全てできますので、やっていくうちにその商品自体に対して非常に理解が深まっていきます。知識が増えると提案できる施策も増えていきますので、自身が間に入ることによって新商品をより安いコストで提供することができたり、お客さまが望む情報を付与した状態で販売できたりして、無駄の削減や効率的に進めることができると非常にやりがいを感じます。
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事業開発職では、どのようなスキルや能力が身につきますか?
問題解決力全般の能力だと思っています。プランを練る段階で論理の飛躍があると実行不可能な計画になってしまいます。また、関係者を巻き込んで仕事をしていく必要がありますので、皆さんに納得して動いてもらえるようなプランを作る過程では、ファイナンスや戦略面の知識なども勉強して用いながら問題解決を図っていく能力が身につけられると思います。
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これまでの失敗談を教えてください。
過去に取り組んだ新商品開発で、うまく採算が出せず廃止してしまった経験があります。もともと大きな企業さまの自社企画として作られていた商品をミスミとして扱わせていただいたのですが、ミスミの協力メーカーでは生産できない技術の商品でした。その協力メーカーの外注メーカーに依頼をすることで生産はできたのですが、想定以上にコストがかかり、また販売後お客さまからアフターフォローの要望もいただいてしまい、そこに入れる工数に対して得られる利益が少なく廃止という決断をしました。しっかりファクトを抑えてクールに見立てなければいけないということを、痛みを伴った学びとして自分の中に残すことができました。
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入社されてから10年、振り返ってみてミスミはどんな会社ですか?
挑戦意欲のある社員には大きなチャレンジをさせてくれる会社だと思います。入社前まではミスミの扱っている機械部品に馴染みがなく、本当にミスミでやっていけるのか不安でしたが、入社後のさまざまな研修を通してミスミのビジネスに対しての理解を深めることができました。入社4年目には3か月間中国に滞在して短期プロジェクトを担当したり、また2020年から2年間ほど中国で現地スタッフのマネジメントをしながら開発業務を行ったりしました。同時進行で外部のビジネススクールでファイナンスの知識もつけながらさまざまなことにチャレンジし、自分のできることをどんどん拡大できてきたかなと思っています。
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ミスミが世の中に提供しているのは「顧客時間価値」ですが、今後はどのような「顧客時間価値」を提供していきたいですか?
ミスミがお客さまに提供しているサービスの中では、まだ十分な価値が提供できてない部分もあると考えています。具体的には、特にまとまった数量の注文の際にお客さまへの納入をお待たせしてしまうようなケースがありますので、大量の注文をいただいた場合でも短納期で提供できる仕組みや、安心してミスミを選んでいただけるような価値提供をしたいと考えています。
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ありがとうございました!
