ミスミの制度・環境の目指す姿
ミスミの制度・環境の目指す姿
ミスミは、顧客が時間に関して抱える問題を解決し、「顧客時間価値」へ貢献するために事業を行っています。顧客の「時間」には発注後の納期のみでなく、発注に至る顧客内のプロセスの非効率も含まれるため、問題解決には顧客に深く踏み込み理解する必要があります。それを成し遂げるには、社員一人ひとりの自律的・能動的な挑戦を繰り返すことが必要です。
ミスミの成長は、ミスミ社員一人ひとりの成長によってのみ実現されます。社員の「顧客時間価値」への貢献を起点とした挑戦の成果が顧客と社会の持続的成長をもたらし、社員により大きな成長機会をもたらすような、成長が連鎖していく姿を実現するための制度・環境を整えています。
商売の基本サイクル
商売の基本サイクル
ミスミに限らずすべての企業は一連の事業の流れを有しており、この流れに乗せて商品やサービスが顧客に届けられます。さらに顧客を起点として、顧客の諸々の要求を各部署に戻すというサイクルも存在します。この要求を次の商品やサービスに素早く反映し、基本サイクルに乗せて届けられれば顧客の満足を得られることになります。この一連のサイクルが競合企業よりも速く回せていれば、競合企業よりも顧客の支持を得られ、速く回せなければ負けて行くという考え方が、《創る、作る、売る》フレームワークの重要な意味合いです。一見、平易な言葉で簡潔に表現はしていますが、この考え方こそがミスミの強さを再構築する根源的な戦略である「時間戦略」 の本質でもありました。
小さな組織に大きな権限移譲
小さな組織に大きな権限移譲
ミスミでは「企業体組織」を導入しています。商売の基本サイクル《創る、作る、売る》が早回しできる大きさの組織に役割と権限を持った組織トップを配置し、あたかも企業内企業の如く商売感覚を実感した上で、自発性高い活動を可能とする「企業体」と呼ぶ組織形態です。企業体のトップには「企業体社長」という肩書を与え(プラットフォーム組織は代表役員)、大幅な権限委譲を行い自立経営を志向しています。
ビジネスプランによる事業モデル進化
ビジネスプランによる事業モデル進化
ミスミでは各組織のリーダーが「顧客時間価値」に貢献するための戦略(=ビジネスプラン)を描き、経営幹部と審議しながら論理的に固めていくというシステムを導入しています。ビジネスプランが承認されると、それが組織に任せられた自由裁量の範囲となります。リーダーは常に戦略のプランニングと実行を行き来しながら経営経験を蓄積し、成長していきます。社員が自ら熱き心を持って戦略を描き、自ら実行するということを繰り返し行うことで、経営能力の向上を図り、強い会社を創っていくことができます。
Next Challenge制度
Next Challenge制度
ミスミではサステナビリティ方針として事業展開を通じて社会の持続的発展への貢献を掲げており、その起点となるのは、「社員の挑戦」であると考えています。
一般的な企業では、昇進昇格や異動は会社からの指名によって決定されますが、「新しい挑戦をしたい」と自ら昇進昇格や異動に手を挙げることができる「Next Challenge制度」を導入しています。この制度を利用して、年齢・勤務歴に関わらずキャリアアップ・新たなキャリア形成を実現する社員も多く出ています。(2023年度実績:208人)
ミスミでは挑戦による自己成長を追う社員と、挑戦機会を創出する組織が、相互に高めあう、好循環な成長の連鎖を目指しています。
社員インタビュー
社員インタビュー
研修制度
研修制度
ミスミグループは、事業の成長のみならず、「人材育成」を重要な経営課題と位置づけています。「論理性」と「熱き心」を持った人材が現場で経験を積み、その経験から得る学びを通して自身に磨きをかける。こうしたプロセスが、人材を育てるものと確信しています。
ミスミグループは人材育成のためのさまざまな研修制度を整備すると同時に、数々の修羅場を経験した外部人材も積極的に採用し、強いマネジメントチームを形成しています。
主な研修制度
・ミスミ戦略スクール
経営トップ自らが塾長を務め、経営リーダーに必要な視座と戦略思考能力を鍛える研修
・経営フォーラム
上位のマネジメント層からの戦略に関する講義、実際の経営の経験談などの視座の高い話に触れ、対話できる寺子屋的な場を定期的に開催
・成果発表
ミスミの事業モデルの進化に貢献した成果を発表する場として、グローバル各地域の予選とグローバル決勝を開催。発表事例はグローバルに共有され、学びの場として大きな役割
・管理職研修
管理職の役割を認識するとともに、組織マネジメントを行う上で必要となる考え方やスキルを身につけるための研修
・ロジカルシンキング研修
ビジネス上の問題を解決するための基礎となる論理的思考力を身に付けるための研修
・自己啓発支援研修
社員が自己啓発としてビジネス能力・スキルなどを向上させることを目的として社外講座、研修などを受講し、修了した場合に、受講費用の一部を会社が支給
働き方
働き方
さまざまなライフイベントを経験しながらも生き生きと働くミスミ社員をご紹介します。
社員インタビュー
社員インタビュー
福利厚生
福利厚生
ミスミでは、積極的な姿勢をもって挑戦を続ける社員のリフレッシュや気分転換をサポートするための福利厚生も充実させています。例えば、休日に家族や同僚と充実した時間を過ごしてもらうための施策や、疲労回復による仕事の効率改善をサポートする企業内マッサージルームといった施策を導入しています。
- ◯保養所
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保養所(ラフォーレ倶楽部)との契約しております。全国13か所の直営ホテル及び約70か所の提携ホテルの宿泊について、法人会員料金から、更に会社による補助金支給があります。家族や同僚との旅行で利用する社員が多く、「料金がリーズナブル」、「食事が美味しい」などの感想が寄せられ、多くのリピーターがいるのが特徴です。
- ◯財形貯蓄
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社員の資産形成をバックアップする制度
<種類>
・みずほ一般財形預金
・みずほ財形年金預金
・みずほ財形住宅預金
- ◯団体扱保険
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割安な保険料、給与天引き、
年末調整時の保険料控除申告手続きの簡素化
<種類>
・日本生命
・アフラック(アメリカンファミリー生命)
- ◯テーマパークチケット補助制度
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特別割引利用券
※パークチケット購入時に使用できる特別利用券を会社負担により発行
- ◯UCカード
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在職中に入会すればゴールドカードの年会費が永年無料
- ◯日本レンタカー
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特別割引制度 日本レンタカーと法人契約をしており、一般料金より割引でご利用可能
- ◯退職金制度
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自社積立型の現金支給退職金に加え、確定拠出年金制度の2本立て支給
- ◯転勤補助
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会社都合での転勤の場合や遠方からご入社いただく場合、転居に必要な費用や賃借費用の一部を会社が負担できる場合があります
- ◯慶弔金
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慶弔または災害に対して、慶弔金または見舞金を支給
※例:結婚祝金、出産祝金、弔慰金、傷病見舞金、災害見舞金、など
- ◯社内英会話レッスン
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ネイティブ講師による英会話レッスンが受講可能
- ◯企業内マッサージルーム
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月に2回、無料で30分のマッサージを受けることができます。多くの社員が利用しており、「社内のマッサージは業務の合間に行けるのがよい」、「マッサージで疲れが取れるともうひと頑張りしようと思える」といった感想が寄せられています。
報酬
報酬
- ◯給与制度
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(株)ミスミグループ本社および(株)ミスミでは「挑戦し、成果を出したこと」が、より報われる給与制度となっております。加えて、事業成長に向けた社員の意欲向上をもたらすことを企図した業績賞与制度があり、個人の成果および会社業績に応じて支払われます。
- ◯年金・退職金制度
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当社グループでは、社員の長期に渡る貢献に報いるため、正社員を対象とする退職金制度、また社員の老後に向けた資産形成を支援する確定拠出年金制度を導入しています。
法人毎にその国の労働法制と社会環境に依拠した退職金制度を導入し、また定年退職後の生活を保障するために年金払での受給を受けられる確定拠出型運用の制度を導入することで、社員にとり魅力のある制度となるような設計・運用に取り組んでいます。
具体例として、(株)ミスミグループ本社および(株)ミスミでは、正社員に対し、以下の制度を提供しています。
1. 自社積立型の現金支給退職金制度
・勤続3年経過後に受給資格が発生
・各職位の在籍期間ごとに定める割合に在籍期間・年俸を乗じて算出
2. 確定拠出年金制度
- ◯幹部社員へのストックオプション
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(株)ミスミグループ本社および(株)ミスミでは、経営を担う幹部社員に対して、業績向上への動機づけとリテンションを目的として株式報酬型ストックオプションを付与しています。付与株数は、前年度の業績、今後中長期に渡っての業績期待、および会社に対する貢献度を踏まえてトップ経営陣が合議の上で決定します。
- ◯株式保有の推奨制度
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社員が株主となることで、株主と同じ目線で仕事に臨み、当社へのオーナーシップをさらに高めていくことを期待し、同時に福利厚生の一環として自社株をより取得しやくするために、会社から社員に対して奨励金を支給して支援しています。
対象は、(株)ミスミグループ本社、(株)ミスミの社員(正社員)とし、制度の詳細は次のとおりです。
1. 単元株取得支援制度(返済免除特約付)
・株主でない社員が1度限り利用可
2. るいとう(株式累積投資)奨励金制度
・社員が毎月定額でミスミグループ本社株式を買付(すでに株主である社員も購入可能)
・会社が奨励金を支給
顧客への提供価値
ミスミの事業と「時間価値」とは
ミスミは商品や提供サービスを通じて「顧客時間価値」を創出しています。ミスミはお客さまのトータルサプライチェーンにおける非効率を「時間」を切り口に解消することで、お客さまの発展と社会の持続的成長に貢献しています。