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「南米に新しいビジネスや雇用を創出したい」その想いが、私をミスミへと導いた。
幼い頃からアルゼンチンに住んでおり、アルゼンチン危機という歴史的な経済危機も経験しています。当時、国は混乱に陥り、現地の日系企業はほとんど撤退。数少ない日本人の友人がいなくなってしまい、その体験から「いつか、私が日系企業をこの地域に呼び戻すんだ」と考えるようになりました。その想いは年々強くなり、大学進学時に日本へ。就職活動では、さまざまな日系のグローバル企業を調べていました。中でも注目していたのは、「まだ南米とのつながりがない企業」。そういう環境なら、自分が先導者となって南米とのつながりを築けるのではないかと思ったのです。
ミスミの環境は、その想いに最もマッチしていると感じましたね。さらに、説明会で「手をあげればチャレンジさせてもらえる環境」だと聞いて、「南米に拠点を立ち上げたいと言えばやらせてもらえるのか」と質問したところ、担当者の方が私の夢に賛成し、応援してくれたことから、ミスミで働くことを決断しました。 -
大きすぎる夢に立ちはだかる「困難さ」。
夢を叶えるための道のりは決して容易ではありませんでした。入社後は商品開発の部署をいくつか経験し、その後はMDとして商品やブランドの管理を担当。ミスミでは毎年、「5年後どうなりたいか」という目標を上司に報告する書類があり、私は一貫して「南米に拠点を立ち上げる」と記入していました。担当業務とはかけ離れた内容に「本当に実現できるのか」「具体策はあるのか」「変更してはどうか」と返されることも……。
しかし、別の未来を目指すイメージが一切持てずに悩んでいました。アメリカ法人が南米に拠点を立ち上げるかもしれないという噂を聞いたのは、その頃ですね。すぐさま関連部署へメールを送り、自分の想いや入社動機、噂が本当なら立ち上げメンバーに加わりたいことを伝えしました。結局、そのプロジェクトは停滞してしまったのですが、「次に動きがあれば必ず連絡します」と返信をもらえたのです。 -
念願の土地でようやく、長年の夢がはじまる。
その後も、南米にロジスティクスができるかもしれないという噂を聞けば、担当部署に話を聞き行くなどの行動はしていましたが、なかなか良い結果には至りませんでした。しかし、入社7年目の後半に大きな転機がやってきます。社内でメキシコ拠点の立ち上げが正式に決まり、その立ち上げメンバーとして参加しないかと声がかかったのです。当時の上司は、入社前から私が「南米に拠点を立ち上げたい」と考えていることや、アメリカ法人に連絡したことも知ってくれている方。これまでの私の行動を見ていたからこそ、声をかけてくれたのだと思います。
そして、いよいよこの春から、メキシコ拠点のMDとしての生活がはじまります。この大役を本当にこなせるのかという不安はありますが、ようやく掴んだチャンス。絶対に成功させたいですね。そして今回の立ち上げを皮切りに、近隣国にも拠点を増やしていきたいと考えています。 -
同期の叱咤激励が、いつだって背中を押してくれた。
「夢を叶えるのは無理かもしれない」と考えたことは、正直、何度もありました。それでも、こうやって夢のスタート地点に立つことができたのは、同期の存在が大きいですね。同期はみんな仕事に対する意識が高く、目標があれば常に発信したりアピールしたりする行動派ばかり。私の夢を応援してくれる一方で、「本当にできるの?」「夢に対して何をやっているの?」などと叱咤激励を受けることも。悩んでいる私に対して、「今日、絶対に向こうにメール送りなよ!」と言ってくれた同期もいましたね。彼らからはいつも刺激を受けていました。中でも、ある飲み会で、「本当に活動してないんだったら意味ないじゃん」と言われたのは、強く印象に残っています。表面上の付き合いではなく、本気で向き合ってくれる。だからこそ、厳しい言葉も受け止めて、行動に移すことができたんだと思います。
※この記事は2018年3月時点のものです。
社員インタビュー ロジスティクス
- 職種
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:ロジスティクス
- 氏名
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:M・Nさん
- 入社年度
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:2011年度
- 出身学部
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:商学部 卒
