以下に、ミスミグループの環境への取り組みを紹介します。
生産拠点の取り組み
生産拠点の取り組み
ミスミグループで生産機能を担う駿河生産プラットフォームは、グローバルカンパニーとして社会的 責務を強く認識し、環境関連の法規制および当社が同意するその他の要求事項を遵守します。「テク ノロジーとエコロジーの共存」をスローガンに掲げ、脱炭素をはじめとした環境への取り組みを推進 し、持続可能な社会実現に向けた貢献を果たします。
環境方針
環境方針
- 1.
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国内外の環境関連法規制およびその他要求事項の遵守
- 2.
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2050年カーボンニュートラル達成に向け、創エネ・省エネ加速
- 3.
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廃棄物の発生抑制およびリサイクルへの取り組み
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環境負荷の少ない商品開発および生産活動
- 5.
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環境汚染の予防
- 1)
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油類・有害物質の漏洩防止
- 2)
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敷地境界線から、騒音の漏れ防止
環境マネジメント
環境マネジメント
環境管理体制
環境管理体制

環境活動体系
環境活動体系

環境委員会
環境委員会
実践的な環境改善活動を推進することを目的に、定期的に環境委員会を開催しています。 委員会では、環境活動方針、環境マネジメントKPI、環境改善活動計画および実績などを共有し、環境マネジメント強化を図っています。
内部監査・外部審査
内部監査・外部審査
環境マネジメントシステムの運用状況および有効性の確認、環境活動好事例の横展開を目的とし、 毎年内部監査を実施するとともに、ISO14001認証機関による外部審査を受けています。 内部監査および外部審査結果は環境委員会で報告し、環境マネジメントシステムの継続的改善につなげています。
環境教育
環境教育
環境教育訓練計画に基づき、従業員への環境教育を行っています。また、環境管理体制を強化するため、サイト管理責任者を中心に、毎年内部監査研修を受講するなど、定期的な環境教育活動を実施しています。
環境目標
環境目標

環境実績
環境実績

事業活動に伴う環境負荷実績推移
事業活動に伴う環境負荷実績推移
INPUT
INPUT

OUTPUT
OUTPUT

創エネ施策実績(太陽光発電量)
創エネ施策実績(太陽光発電量)

中国南通:FY17より稼働開始、パネルの増設を22年に実施済、FY23は天候の影響により発電量が8.9%悪化
ベトナム: FY22期中に第4工場で稼働開始、FY23には第4工場で拡張工事を実施、第3工場にも設置を行い太陽光発電量が前期差で140.4%良化

ベトナム

中国南通

取り組み事例
取り組み事例
脱炭素社会への取り組み
脱炭素社会への取り組み
2023年度の取り組み
・国内全工場にCO₂フリー電気導入済み
・清水工場では空調自動制御システムにより空調機の電力使用量を約14%削減
・2024年2月、3月ベトナム工場では工場敷地内へ太陽光発電パネルを増設、 CO₂削減を加速
廃棄物排出量削減
廃棄物排出量削減

廃棄物リサイクルを推進していくために、廃棄物の適切な分別を実施、全社平均リサイクル率90%以上を維持しています。また、製造工程で生じる不良ロス削減のために、生産工程改善や新たな設備の導入、適切な設備保全に取り組んでいます。
RoHS指令/グリーン調達対応
RoHS指令/グリーン調達対応
RoHS指令やグリーン調達に対応するため、当社では事業ごとに材料・部品の制限・禁止物質を調査し、代替化を推進しています。例えば、精密位置決めステージに組み込まれる黄銅部品を低カドミウム材料へ代替することで適合を図っています。特注品対応と合わせ、適合製品の販売を順次計画しています。
また、地球環境保全が地球にとって最重要課題であると認識し、当社の企業活動において地球環境の保全と向上に誠意を持って配慮し行動します。
駿河生産プラットフォーム管轄のISO14001取得状況
駿河生産プラットフォーム管轄のISO14001取得状況
駿河生産プラットフォームは下記国内外工場サイトにてISO14001を取得しています。
事業所名 | 駿河生産プラットフォーム |
取得サイト | 清水工場、阿見工場、関西工場、SPC第1・2・3・4工場(全工場認証取得)、 駿河韓国(FA・OST)、駿河上海(金型・OST)、駿河タイ(金型) |
認証会社 | ビューローベリタスジャパン株式会社 |
認証番号 | 4715763 |
登録年月 | 2001年1月 |

CO₂フリー電気導入
CO₂フリー電気導入
2022年4月より、駿河生産プラットフォーム本社を含む7拠点において「CO₂フリー電気(*)」を導入しました。
これにより、当社国内生産拠点における温室効果ガス(GHG)排出量は2023年度に約6,500トンの削減となり、これは当社グループ全体のGHG排出量(スコープ1,2)において基準年である2020年度比で9.7%の削減に相当します。
*発電時にCO₂を排出しない再生可能エネルギー電源に由来するCO₂フリー価値付きの電気
導入内容:中部電力ミライズ株式会社、株式会社CDエナジーダイレクト、および関西電力株式会社の販売するCO₂フリー電気
導入事業所(6拠点):
株式会社駿河生産プラットフォーム
・本社:静岡県静岡市清水区七ツ新屋 505
静岡県静岡市清水区七ツ新屋 536
静岡県静岡市清水区七ツ新屋 549
・関西工場:兵庫県神戸市北区赤松台 2-3-2
・阿見工場:茨城県稲敷郡阿見町星の里 3-2
三島精機株式会社:静岡県駿東郡清水町徳倉 580-49
GHG削減量:約6,500トン/年間

当社は、静岡県の再生可能エネルギー100%電気導入を推進する「静岡県再エネ電気利用促進事業」に参加しています。

物流における取り組み
物流における取り組み
物流における温室効果ガス(GHG)排出量削減に向けて、中部地区の自前配送の一部にEV車両を導入しています。また全国の物流ルートの最適化や、国際物流の一部において航空便から船便への切り替えなど、輸送に伴う環境負荷の低減を進めています。

商品に関連するサーキュラーエコノミー(資源循環型経済)の取組み
商品に関連するサーキュラーエコノミー(資源循環型経済)の取組み
お客さまの環境対策サポートの一環として、当社が販売するワイヤー電極線の一部を対象にボビンを回収しリサイクルするサービスを2023年10月より開始いたしました。回収した使用済みボビンを廃棄せず、ボビン回収時に使用する梱包材や燃料などに再利用しています。



ボビン回収サービスを通して、廃棄物削減に取り組み、環境に配慮したサービスづくりを目指しリサイクルに取り組んでおります。
