人事担当役員が語る「Best Place To Grow」

ミスミはインダストリアル・オートメーション(IA)産業の非効率を解消し、お客さまの「時間の価値」を高めます。それにより、ミスミ、IA産業、社会がともに成長・発展する「成長連鎖経営」を志向します。人間らしい有機的な成長を目指して、「成長連鎖経営」に対しては「社員の成長が起点であること」、それを叶える場所として、ミスミは「Best Place To Grow」を組織論・人事論の中核に据えています。

「Best Place To Grow」に込められた想い

「Best Place To Grow」に込められた想い

ミスミは以前から「人と事業の成長」にものすごくこだわりを持っており、「個の元気(社員一人ひとりがやたら元気である)と戦略的束ね(元気な社員を戦略的に束ねて会社としての推進力を出す)」という組織論を長年重視してきました。
この組織論と、ミスミの経営理念である「成長連鎖経営」との関連をより明確にした人的資本経営のコンセプトが「Best Place To Grow(挑戦に溢れ、世界で最も成長できる会社に)」です。ミスミはインダストリアル・オートメーション(IA)産業の非効率を、時間を切り口に解消し、お客さまの「時間の価値」を高めます。IA産業のお客さまの時間価値が高まることは、自動化、省力化の加速につながり、IA産業だけではなく、私たちの社会の持続的発展にも貢献します。社会の持続的発展は、更にIA産業界の需要を継続的に創出し、ミスミにとっても継続的需要が持続的成長機会の創出につながります。ミスミは、IA産業、社会、そして当社の需要が連鎖し、ともに成長・発展するこの構図を「成長連鎖経営」とし、その持続的な実現を志向しています。

成長連鎖経営の実現には、「ミスミモデルの進化」が極めて重要になります。そのため、ミスミの社員はミスミモデル進化に向け、全員が次の挑戦、すなわち、次の打ち手、次の役割、を常に追い続けることを期待されています。「社員の次の挑戦」は、いわばミスミの成長連鎖経営の起点であり、社員にとってはミスミが「挑戦に溢れ、成長できる」場である。その実現への思いを込めたコンセプトが「Best Place To Grow」です。

<ミスミの人的資本経営:Best Place To Grow>

「次どうする?」を常に、社員全員が自分自身に、そして周囲に問いかけ、実際に「次」に挑戦することは、個人の成長につながり、個人の評価(成長実感)を高め、その結果に対する報いとともに、更なる「次の挑戦」に向かう動機付け(成長予感)となる、「個人の元気・付加価値を高める・成長させる(個の元気)」サイクルを形成します。同時に、個々の「次どうする?」を組織として束ね、ミスミモデルの進化を実現することは、お客様の時間価値向上を実現し、それが企業価値の向上にもつながる「組織の付加価値を高める(戦略的束ね)」サイクルにつながります。「次どうする?」を起点としたこの2つのサイクルが常に両輪で回り続けていくことが、当社グループの社員・組織の成長を実現し、成長連鎖経営の礎となります。この構図は当社グループの「人的資本経営」の考えを表したものであり、当社グループが社員にとって「挑戦に溢れ、世界で最も成長できる会社」であること、すなわち社員にとっての「Best Place To Grow」であることを示しています。当社グループはこのサイクルをグローバルに浸透し、社員、組織の成長を加速させ、社員にとっての「Best Place To Grow」であり続けることにより、ミスミモデル進化の使命を果たします。

「成長」を持続的に、加速度的に実現させるために

「成長」を持続的に、加速度的に実現させるために

社員にとってミスミがBest Place To Growであり続けるには、「次どうする?」を起点とした個人・組織の成長サイクルが何時でも何処でも周り続け、社員の挑戦を加速させる仕掛けが不可欠です。また、成長を「実感」し、更なる成長に対して「予感」も感じることが非常に重要となります。このような仕掛けや環境を整えるために、ミスミでは人事制度の刷新や、人材育成強化などにグローバルで鋭意取り組んでいます。

<Best Place To Grow であり続けるための「仕掛け」>

社員にとってミスミがBest Place To Grow であり続けるためには、社員個々人の挑戦努力に加え、「次どうする?」を起点とした個人・組織の成長サイクルが何時でも何処でも周り続け、社員の挑戦を加速させる仕掛けが不可欠です。当社グループでは、下記の4つの仕掛けとサブシステムにより、社員の挑戦を加速させます。
①「個人の挑戦・成長」(個の元気のサイクル)を加速するミスミ人事戦略
②「組織の挑戦・成長(戦略的束ねのサイクル)を加速するミスミ経営システム
③成長を直接的に後押しするミスミ人材開発
④制約なく挑戦できる環境を整えるミスミ組織開発

成長志向、戦略性、能動性、そして時間価値向上にコミットできる方を求める

成長志向、戦略性、能動性、そして時間価値向上にコミットできる方を求める

ミスミは、お客さまの時間価値向上が第一優先です(Your Time, Our Priority)。ミスミの社員には、そのために「次どうする?」を強力に進める成長志向、戦略性、能動性を求め、自ら獲得、あるいは訪れた機会を自分事として捉え、100%以上に取り組む姿勢を大切にしています。

「次どうする?」の場として、ミスミでは、様々な新しい業務・テーマをグローバルに挑戦できる制度・機会を設けています。次の挑戦を通じ、多様な知識・経験を積み重ねることで自身の新しい強みや適性を発見し、自分自身や組織の成長へ繋げることを期待しています。「現状」に安住せず、次の挑戦・成長に進み続ける方にぜひ来ていただきたいと考えています。
自分自身とミスミの成長を常に求め、お客さまの時間価値に貢献することを心から楽しめる方と一緒に働けることをお待ちしています。

<佐々木 貴子 経歴>

<佐々木 貴子 経歴>

2004年

 ミスミ入社(海外人事担当)

2005年

人材開発室長

2010年

ミスミSEA現法社長、翌年1月にミスミマレーシア設立、現法社長兼務

2013年

FAアジア事業部長

2014年

FA欧州事業部長

2016年

ミスミ欧州現法社長

2018年

欧州企業体社長

2019年

人材・法務プラットフォーム 代表執行役員 (現)

2021年

ミスミグループ本社常務執行役員 (現)