CORPORATE PHILOSOPHY 企業方針

トップメッセージ

グローバルでの需要回復と当社収益改善徹底の効果により半期として過去最高の業績を達成

 当第2四半期累計期間における世界経済は、コロナ禍からの回復が進み、グローバルで製造業の設備投資や稼働が堅調に推移、中国に牽引される形で国内を含む全地域で需要が回復しました。一方で、力強い需要を背景に、半導体など一部の部品で品薄状況が生じ、また、新型コロナウイルス感染症の影響によりサプライチェーンが混乱するなどの懸念材料も顕在化しました。

 こうした環境において、当社はメーカー事業と流通事業を併せ持つユニークな業態を活かしながら、これを支える事業基盤をグローバルで進化させ、顧客の確実短納期ニーズに応えることで世界の製造業を中心とした自動化関連産業に貢献しています。これまで当社が築いてきたIT、物流、製造の強固な事業基盤やグローバル拠点網を活用し、新型コロナウイルス感染症の影響や地政学的なリスクなどの環境変化にも対応することで世界の顧客に安定供給を継続いたしました。この結果、連結売上高は1,822億3千8百万円(前年同期比27.2%増)となり、半期として過去最高を更新しました。

 セグメント別では、FA事業は、中国が継続して成長したことに加え、国内を含めすべての地域で回復が継続し、売上高は590億7千3百万円(前年同期比23.6%増)となりました。金型部品事業は、アジア、米、欧で自動車関連需要の回復が見られ、売上高は375億1千5百万円(前年同期比20.9%増)、VONA事業は、グローバルでの旺盛な自動化需要により、売上高は856億4千9百万円(前年同期比32.9%増)となりました。

 利益面につきましては、売上高の回復および昨年度より継続して取り組んでいる収益改善の効果により、営業利益は284億9千4百万円(前年同期比212.2%増)、経常利益は286億9千4百万円(前年同期比215.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は208億3千1百万円(前年同期比210.5%増)となりました。売上高と同様、各段階の利益も半期として過去最高を更新しました。

事業モデル革新を継続し、拡大する自動化顧客ニーズに対応

 世界的なものづくり構造改革の潮流、中長期的な自動化需要の高まりという大きな流れは変わらないものの、エネルギーや原材料の調達難、サプライチェーンの崩れ、地政学リスクなどによる不確実性が高まっています。

 これに対して、当社は短期的には、確実短納期の供給網を駆使することに留まらず、さらなる強靭化に努め、変化への対応力を強化してまいります。長期的な観点では、持続的な成長に向け、事業モデルの革新を継続強化していく考えです。

 通期の連結業績予想につきましては、第2四半期累計期間においてグローバルで製造業の設備投資や稼働が堅調に推移したことから、売上高3,560億円、営業利益485億円へと上方修正いたしました。

 今期の主な取り組みとして、事業基盤の強化に向けては、基幹システムの刷新と物流拠点の改革に取り組んでいます。メーカー事業においては、商品の設計データ(3D-CADデータ)をアップロードするだけで、即時見積もり、最短1日出荷を実現するサービス「meviy」事業の拡大を加速します。現在、国内利用者は6.3万人を突破し、今後はグローバル展開も計画しています。また、FA用メカニカル部品約450万点の3D-CADデータを収録した設備設計支援ツールである「RAPiD Design」でも、中国を始めグローバルでの利用者増加が継続、対象CADシステムの拡大や搭載ブランド追加などにより売上創出を拡大しています。流通事業の取り組みとしては、独自商品力の強化を図り、中国でコスト競争力に優れた商品を新たに投入しました。

過去最高の年間配当金を見込む

 当社は、持続的成長と企業価値向上を実現するための経営基盤拡充、財務体質の強化、資本効率の向上などを総合的に勘案して、株主還元方針を定めており、配当に関しては、配当性向25%を基準に決定しております。これにより、当第2四半期末の1株当たり配当金は前年比12円42銭増で過去最高となる18円33銭とさせていただきました。期末配当予想については、前回予想を2銭下回る12円65銭(前年比3円47銭増)へ修正させていただきました。通期では1株当たり30円98銭と、過去最高を更新する見通しです。

代表取締役会長西本 甲介

代表取締役社長大野 龍隆

ミスミグループの業績推移

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