株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野龍隆、以下:ミスミ)が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」は、2024年1月29日より、溶接加工(以下、板金溶接)における「板厚違い溶接」の対応を開始します。これにより、板厚違いの構成パーツを含んだ板金溶接の自動見積もりが可能となり、板厚違い溶接の最短7日目出荷が可能となりました。
ミスミでは、今後もサービスの向上を通して、IA(インダストリアル・オートメーション)産業のお客さまにグローバルで時間価値を提供し、生産性の向上に貢献してまいります。
背景
背景
一般的に、板金溶接加工は切削加工の置き換えとして利用されることが多く、板金曲げ加工と比べ、板厚が異なる構成パーツ同士を溶接できることがメリットとされています。一方、現代でも人手による加工が主流なため、調達に多くの時間を要する※1というデメリットもあります。
meviyでは、多くのお客様からのご要望を受けて昨年11月より板金溶接サービス※2を開始し、これまでに「納期が確実で、以前より早く手配できる」、「複数パーツで構成される溶接品を簡単に手配でき、組立に要していた工数が省ける」など、ご好評をいただいています。
今回、更にシステム・生産体制の再構築を行うことで、板金溶接サービスにおける「板厚違い溶接」の自動見積もりを実現、見積対象形状を約30%拡大しました。
これにより、これまで自動見積もり対象外であった板厚違いの板金溶接品についても短納期での調達が可能となるとともに、板厚の混在を意識することなく一括で自動見積もり可能となり調達にかかる工数を削減することができます。
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30%以上のお客さまが、溶接加工の調達に2週間以上要していると回答。(当社実施:お客さまアンケートより)
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プレスリリース「板金溶接加工サービス開始」(2023年11月6日付)
サービス概要
サービス概要
- リリース日
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2024年1月29日
- 追加サービス
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溶接加工「板厚違い溶接」の自動見積もり
- 対応種別
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板厚が異なる構成パーツを含む板金部品の製作および溶接加工
(現在はマルチソリッドモデル※3のみ対応。一体化されたモデルは今後対応予定)
- 対応材質
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鉄、ステンレス、アルミ、各種表面処理
(同系統の材質同士の組み合わせのみ対応)
- 対応板厚数
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同一モデル内に板厚3種類まで
- 溶接種類
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アーク溶接またはレーザー溶接(おまかせ設定が可能)
各種溶接方法(連続溶接、断続溶接、スポット溶接)
- 仕上げ
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焼け取りのみ、グラインダー仕上げ
- 納期
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最短7日目出荷
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構成パーツごとに別ソリッドで構成されているCADモデルのこと
その他詳細については以下、板厚違いの新商品情報ページをご参照ください。
板金溶接加工サービスに関する詳細は以下をご参照ください。
製作事例1 イケール
製作事例1 イケール
製作事例2 カバー
製作事例2 カバー
meviy 画面でのイメージ
meviy 画面でのイメージ
meviyとは
meviyとは
meviyは機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時見積もり、独自のデジタル製造システムにより最短1日での出荷を実現します。これまで、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減することで、お客さまの部品調達における非効率を解消するプラットフォームです。3年連続で国内シェアNo.1を獲得、第9回ものづくり日本大賞において「内閣総理大臣賞」を受賞し、製造業の生産性向上において高い評価を得ています。海外でのサービス提供も拡大しており、部品調達DXを通じた時間価値をグローバルで提供しています。
ミスミとは
ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32万社以上※4に販売しております。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。
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2023年3月時点