<参考資料>
この資料は、当社の米国子会社Fictiv Inc.が12月2日(現地時間)に発表したプレスリリースの概要をご参考として提供するものです。情報の内容は、すべてオリジナル英文の意味するところが優先されます。あらかじめご了承ください。
株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野龍隆)の米国子会社であるFictiv Inc.(以下、Fictiv)は、12月2日、カスタム機構部品およびアセンブリ領域におけるデジタル製造ソリューションを大幅に拡充したことを発表しました。
2025年、ミスミグループの一員となったFictivは、製造とサプライチェーンのデジタル変革を推進する企業として大きな成長を遂げ、今回の拡充によってそのデジタル製造能力をさらに強化しました。具体的には、「精密溶接」「機械・電機アセンブリ対応」「AI活用によるデジタルサプライチェーン」といった主要機能を追加し、エンジニアや購買担当者の皆さまの開発期間の短縮、調達業務の効率化、市場投入スピードの向上を支援します。また、開発から量産まで、製品ライフサイクル全体を通じてカスタム部品・アセンブリを柔軟に調達できる体制も整備しました。さらに、ミスミとの連携によって、標準品からカスタム品までの機械要素をワンストップで提供するグローバル供給体制が整い、開発チームに対して生産効率の向上、管理性の強化、スケーラビリティの拡大を実現するとともに、強靭なサプライチェーンを通じて市場投入の加速を支援します。
Fictiv共同創業者兼CEOであるDavid Evansは、「2025年はFictivにとって大きな転換点となりました。過去最高の成長、グローバル展開の拡大、そしてデジタル製造への積極的な投資を続けてきました。新たな機能や深い技術を武器に、製品の設計・製造・提供のあり方を根本から変革するという使命の下、これまで以上に強固な体制で2026年を迎えます。」と述べています。
今回追加された新機能は、Fictivが強みとするCNC加工、射出成形、3Dプリント、板金加工、ウレタンキャスティング、ダイキャスティング、コンプレッション成形を基盤とし、より複雑なエンドツーエンドの製造ワークフローに対応する、より統合的でスケーラブルなソリューションを提供します。
新プラットフォーム機能
新プラットフォーム機能
Fictivは、製品開発のスピード向上、コラボレーションの強化、設計精度の向上を支援する新しいAIツールを導入しました。主な追加機能は以下の通りです。
- パーツライブラリ: 設計情報の追跡・引用、再注文、金型ライブラリとの連携を一元管理。従来のスプレッドシートなどの非効率な管理方法を置き換え、検索性・データ精度・トレーサビリティを大幅に向上
- 図面機能: 複雑な部品要件も短時間で設定できる新しい図面設定ツールを搭載
- 一括設定: 大規模BOMのグループ化と一括設定に対応
- 射出成形DFM※: 金型流動解析やゲート・エジェクタピン位置の提案等、3Dビジュアライゼーションを強化
- 通関ワークフロー: 関税・輸入手続きのデータ入力をスマート提案・一括入力で効率化。さらに、DDPやEx Works出荷に関する明確なガイド提供も強化
- 金型製作レポート: 金型製作スケジュールと進捗を可視化し、部品生産前に承認プロセスを支援
*DFM: Design for Manufacturabilityの略。製造しやすさを考慮した設計手法で、コスト・納期・品質を最適化するため、
形状・材料・加工方法を設計段階で調整。
サービス・機能の拡充
サービス・機能の拡充
プラットフォームの強化に加え、アセンブリや高精度加工関連サービスを拡大し、グローバル製造ネットワークを強化しました。
- 複雑機構アセンブリ/サブアセンブリ対応: カスタム加工部品、成形品、板金部品と市販品を組み合わせた精密な量産対応のアセンブリを迅速かつ確実に提供し、BOM管理も効率化
- 板金アセンブリ向け精密溶接: 強度と仕上がり品質を両立した高精度で美しい溶接を提供
さらに、射出成形やCNC加工において、設計インサイトの高度化、製造キャパシティの拡大、物流管理の強化により、柔軟かつ迅速な生産対応を実現し、試作から量産までの透明性を高めました。
射出成形
最も複雑な製造プロセスの一つである射出成形において、リアルタイムの可視化と設計インテリジェンスを提供。即時DFMフィードバック、金型流動解析、デジタル金型トラッキングを統合し、設計段階での成形性評価、迅速な設計反復、金型製作から量産までの進捗の透明化を実現。
CNC加工
最大10メートル(34フィート)クラスの大型部品を、競合比10倍の高精度で加工可能。4つの調達拠点と組立・検査体制により低コストの製造を実現し、最短10日で世界に出荷。
国際調達の透明性:DDP(関税込み配送)・ IoR(輸入者代行)サービス
新たにDDP・IoRサービスを標準搭載し、見積り・決済段階で総コストを明確化。関税・輸送費を含んだ価格を事前提示することで、「提示された金額=支払い額」を保証します。Fictivによる輸入管理(DDP)またはお客さま側による輸送管理(Ex Works)を選択でき、国際調達の透明性と柔軟性を向上します。
グローバル生産・供給サービス体制
グローバル生産・供給サービス体制
Fictivは生産関連サービスのラインアップも拡充し、以下を包括的に提供します。
- 調達: 認定サプライヤーネットワークによる品質保証
- アセンブリ:製造プロセスを跨いだ統合組立でBOM管理を効率化
- 設計支援: DFM/DFX/DFA対応や2D図面フィードバック、材料・仕上げ選定サポート
- 試作: 開発サイクル全体を通じた迅速なプロトタイピング
- 製造計画: 金型設計、BOM統合、コスト低減、NPI評価
- 生産: キャパシティ計画、コスト最適化、物流最適化を支援
- MRO: 付加型サプライチェーンによるダウンタイム削減とコスト削減および継続的改善
AI領域への継続投資
AI領域への継続投資
Fictivは2016年からAI・機械学習を活用し、見積り、スケジューリング、製造ワークフロー全体を高度化してきました。要件定義から見積り、納品までの全プロセスをシンプルにし、材料選定製造拠点の最適化、検査データのリアルタイム活用などを実現。検査標準化、DFM自動検証、問題検出、図面注釈などもAIが支援します。
製品開発ライフサイクルを通じ、Fictivが提供するシンプルな調達体制:
- AI搭載プラットフォームで迅速な意思決定・連携強化
- アメリカ、インド、中国、メキシコの4拠点による供給体制
- 月間20万時間というほぼ無制限の生産能力
- エンドツーエンドの物流・品質サービスによるサプライチェーン最適化
- 13年間で5,600社以上へ納期遵守・完全納品を提供
- 累計3,900万点以上の部品を製造・納品
Fictivとは
Fictivとは
ミスミグループの米国子会社であるFictivは、グローバルな製造・サプライチェーン企業として、顧客企業がコストや業務の煩雑さ、リスクといった従来の障壁を乗り越え、世界規模で事業を拡大できるよう支援しています。
インド、メキシコ、中国、米国に構えるFictivの4つのグローバル製造拠点を活用することで、顧客企業は高品質な製造サービスにアクセスしながら、サプライチェーンの最適化とリスク軽減を図ることが可能です。その結果、試作段階から量産体制へのスムーズかつ確実な移行を実現します。
Fictivはこれまでに、スタートアップから大企業までの幅広い顧客に対して3900万点以上の商用部品および試作部品を提供しており、顧客企業のイノベーションの迅速化、貴重なリソースの有効活用、収益性の高い成長促進を支援しています。
■ 12月2日(米国現地時間)発信のオリジナル英文リリースはこちら