左から菅谷さん、馬場さん、杉山さん、中東さん 自作のロボットとともに
- 団体名
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立命館大学 情報理工学部プロジェクト団体Ri-one(リオン)
- 活動内容
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ロボットサッカー競技「ロボカップサッカー」世界大会出場
- インタビューに答えてくれた方(2026年6月現在)
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理工学部3年 馬場拓海さん
同 菅谷光慶さん
同 中東祐樹さん
同 杉山陽紀さん
サッカーロボットで世界一に
サッカーロボットで世界一に
立命館大学情報理工学部プロジェクト団体Ri-one (リオン)は大学(大阪府茨木市)の情報理工学部直属の学生団体です。自ら考えて動く「自律移動型ロボット」による国際競技会RoboCupでの優勝を目指して活動しています。複数のロボットが複雑なコンビネーションを発揮するサッカー競技のほか、災害現場での人命救助を想定した課題解決、家庭環境での人間との協働を追求したアクションなど、高度なロボット性能とエンターテインメント性を兼ね備えた、誰が見ても楽しいプログラムです。
私たちはその中でも、小型サッカーリーグSmall Size League(SSL)に参戦し、ロボットの設計・製造・量産とマイコンの組込ソフトウェアを開発するハードウェアチームに所属しています。SSLはさながら本当のサッカーのように複数の選手(ロボット)が連動してアクティブに動き回ります。テニスコート半分程度のフィールドで、フィールドの四隅などに設置された複数のカメラが自チームと相手チームのロボットを識別し、AIが自チームのロボットを動かすことで得点を競うゲームです。2024年は本物のサッカーでいうところのJ2に相当するDivision Bの世界大会で初優勝を果たしました。
サッカーをプレイするロボット(上)と試合準備の様子
距離を超えるロボット開発
距離を超えるロボット開発
ロボット開発には幅広い知識が求められますが、大学の授業では習わない知識も多く、私たちはインターネットやAIを活用しています。アルミのCNC加工や3Dプリンターなどの実践的技術もほぼ自分たちで習得しました。
また、部員61名のほとんどが大阪府茨木市で学んでいるのに対し、私たちは滋賀県草津市のキャンパスに在籍しているため、遠距離故に時にうまく連携できないことがあるのが悩みです。そのため、実機を作る前にシミュレーションを重ねたり、Discord等のコミュニケーションツールを活用したり工夫をしています。ソフトウェアチームはシミュレーションを動かしてソフトウェアを開発し、ハードウェアチームはシミュレーションに近い動きを実現するよう実機を作ります。
キャンパスでの試行錯誤の様子
ロボットネイティブを支えるミスミ
ロボットネイティブを支えるミスミ
私たちの多くは小中高時代にすでにロボットに触れており、レゴマインドストームEV3※1でのロボットづくりやロボコン、ロボカップJrなどの経験を経て現在に至っています。
サッカーロボットではドリブラーの軸を支えるベアリングや、ギア、アルミ板など多くのミスミ品を使用しています。また、ボールキック動作を実現するためのソレノイドを構成するため、ステンレスや磁性体の加工やコイルカバーをmeviyで製作したいと考えています。サッカーロボットは制御で動きが決まりますが、その性能を引き出すハードウェア設計の技術が勝敗を大きく左右します。
実は、中学生の頃からロボカップJrに参加するためにミスミで部品を購入しています。インターネットで調べた中でミスミのサービスが最も使いやすく、部品の種類やサイズが豊富で細かい値を指定できるうえ登録・注文が簡単なため使い続けています。また商品面ではエコノミーシリーズにとても助けられています。ものづくり支援をはじめとしたスポンサーの皆さまのご支援をいただいていますが、求められる技術が高まる中ではどうしても開発コストが上がりがちです。その点エコノミーシリーズは低価格と小ロット販売で学生開発を支援していると思います。
次の大会に出場するロボットもほとんどのメカ部品をミスミから購入予定です。
実機の内部。ミスミの部品がふんだんに使われている
より大きなフィールドで世界へ
より大きなフィールドで世界へ
私たちはDivision Bの世界大会で優勝できたので、次回の韓国大会では上位リーグであるDivision Aに挑戦します。フィールドが大きく扱うロボットの台数も増える上、より強いチームが多いためより高度な設計と制御が求められます。数年前まで、ロボティクスは地道な技術の積み重ねだと思っていましたが、現在ではAIにより進化の速度が飛躍的に早まりました。これに伴い、ロボット技術だけでなくAIを含む情報処理技術もロボティクスには重要になっています。
私たちは韓国の次のドイツ大会出場も目指していますが、その後に大学院進学か、卒業を機に引退するかで進路が分かれます。
私は中学生の頃からロボットが未来を支える技術になると考え、最先端技術開発に携わりたいと思いレスキューロボットや福祉ロボットなど、日本の問題を解決できるロボット開発エンジニアを志望してきました。Ri-oneの活動以外にも個人で自動運転の小型車を開発して知見を広げています。大学院での研究活動も大切ですが、実際に社会に出て現場でロボット開発を多く経験したいという思いもあります。いずれにしても、これからもロボットに携わっていきたいです。
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レゴ マインドストームEV 3 :レゴ社が提供する教育・学習用ロボット教材
真剣な表情で製作するメンバー