株式会社ミスミグループ本社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野龍隆)は当社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」における製造業DXへの取り組みが評価され、公益社団法人企業情報化協会(以下、「IT 協会」)が選定する「IT優秀賞(社会課題解決領域)」を受賞しました。

IT賞とは
IT賞とは
ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、IT協会より授与されるものです。当社が受賞した「IT優秀賞(社会課題解決領域)」は業績的な成果だけでなく、自社の情報資源や情報技術を生かして公益や社会責任、社会課題の解決に貢献した社会実験や社会貢献に資する活動に対して授与される賞で、当社は同領域において特に優れていると認められるIT優秀賞を受賞しました。
評価されたポイントと取り組み
評価されたポイントと取り組み
評価ポイント
評価ポイント
製造業においていまだにアナログな「部品調達」に浪費していた時間を9割以上削減することに成功。製造x AI x 3D x Webという前人未踏の領域に対し、対応可能な企業や技術者を世界中から集めチームにし、ようやく実現にこぎ着けた。製造業のボトルネックであるアナログで時間を浪費するプロセスをデジタル化した点が、生産性を向上させる大きな一歩。
当社の取り組み機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」
当社の取り組み機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」
- 革新①フロントエンド-AI自動見積もり-
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機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時見積もり、独自のデジタル製造システムにより最短1日での出荷を実現します。これまで、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減することで、製造業の非効率を解消するプラットフォームです。
- 革新②バックエンド-デジタルものづくり-
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ミスミ生産方式をベースとした、技術的にも難易度の高い変種変量における確実短納期を実現するための自動化された無人生産システム※1 です。自社独自開発の生産システムであり、meviyで生産される製品の品質向上に加え、デジタル進化による更なる納期短縮、原価低減を可能としています。
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meviyデジタルマニュファクチャリングシステム
- 成果と今後の展開
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meviyは、その革新性や産業社会発展への貢献が認められ多方面で高い評価を受けています。3年連続で国内シェアNo.1を獲得、第9回ものづくり日本大賞において「内閣総理大臣賞」を受賞。ユーザー数13万、3Dデータのアップロード点数1800万点を超え(2023年12月時点)、海外展開も拡大しています。2022年9月には専門IT子会社、株式会社DTダイナミクスを設立※2、meviyのシステム開発を加速しています。
- ※2
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プレスリリース(2022年7月21日付)「ミスミとコアコンセプト・テクノロジー、meviyの進化を加速させる合弁会社を設立」

ミスミのデジタルものづくりへの対応進化
ミスミのデジタルものづくりへの対応進化
デジタルものづくりが加速度的に進む中、当社では、従来の紙カタログ、WEB(オンラインカタログ)を超える新たな時間価値を提供するミスミならではのユニークな展開として、3D CAD連携ツールを提供するなど、デジタルものづくりへの対応にいち早く取り組み、進化させてきました。当社は、今後も世界中の製造、自動化現場での人手不足・時間不足などの社会課題を解決し、お客さまの非効率解消にお応えしてまいります。

ミスミとは
ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32万社以上※3に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。
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2023年3月時点
