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第31回大会 ミスミ賞

Virgoヴァルゴ リュウ太郎

  • 小出 真澄(こいで ますみ)さん
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想像を具現化
できるのが
ものづくりの醍醐味」

Virgoへの想い

Virgoはどのような想いやこだわりを持って製作されましたか

見た目のかっこ良さと、動きが速いことを大事にし、約5年前から設計を始めました。ロボットの外装は、全て自分でデザインしています。頭や腕などのカバーには、特に時間をかけて製作しました。ちなみにロボットの裏のナンバープレートはミスミさんを意識して、「343」とつけさせていただきました。

また、ロボットが軽快に動き回るには足回りがしっかりしている必要があると、学生時代から今までのロボット製作の経験で学びました。そのためVirgoを製作する際には全体設計からではなく、足から製作して、足にあわせて全体を作り上げました。

Virgo(ヴァルゴ)

  • 初出場

    第22回大会

  • 最高順位

    本大会ベスト8

  • Weight

    2.99 kg

  • Height

    54 cm

ものづくりを始めたきっかけ

ものづくりを始めたきっかけと、ものづくりへの想いを教えてください

私が高校生の頃、大学のオープンキャンパスに行った際に初めて動く二足歩行ロボットをみました。それを見た瞬間、「自分も絶対にこれがつくりたい!」と強く思い、念願叶って大学のサークルに入ったのが、ロボットをつくりはじめたきっかけです。

ただ実際につくり始めると、自分が考えたとおりにロボットが動かないことに一番頭を悩ませました。自分の想像したものが上手く作れず、はがゆい思いも沢山してきました。その度に先輩や先生など、周囲の人と話し合うことで、ひとつずつ形にすることができました。この「想像をどれだけ具現化できるか」というのがものづくりの醍醐味だと思います。ずっと形にできなかったものができたという達成感を得られたとき、「ものづくりやっていて良かったな」という気持ちになりますね。

今後の目標

今後も二足歩行ロボットの製作を続けていく上での、目標を教えてください

デザイン面では、ROBO-ONEに出場するロボットが全て並んでも、自分のロボットが一際目を引くようなかっこ良いデザインを目指しています。技術面では、自分がものづくりに携わる仕事をしているので、その知識もロボットにどんどん反映していきたいです。さらに世の中の技術もどんどん発展しているので、自分自身ももっと知識や技術を身につけていきたいと考えています。たとえば、3Dプリンタを使った樹脂の工法などを学ぶことで、自身の仕事にもロボット製作にも還元することができます。

また今回のROBO-ONEではベスト16と悔しい結果になってしまいましたが、次回大会は優勝を目指してがんばります。

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