ミスミグループは、ものづくりの次世代を担う学生の支援をはじめとしたさまざまなものづくり支援活動に取り組んでいます。
ミスミグループは、2016年度より一般社団法人二足歩行ロボット協会が主催する「ROBO-ONE」にメインスポンサーとして協賛し、技術系の学生や企業の技術者など、ものづくりに関わる人々の熱い想いを応援しています。
大会では、優れたデザインやダイナミックな動きで観客を魅了したロボットにミスミ賞を贈呈しています。
ROBO-ONEは一般社団法人二足歩行ロボット協会がものづくり技術の向上と二足歩行ロボットの普及を目的に、2002年より開催している二足歩行ロボット格闘競技大会です。学生からプロのエンジニアまで幅広い層がエントリーしています。
試合は3分1ラウンド制で、パンチや投げ技などで相手を倒し、3ダウン奪取で勝利。トーナメントを行い、最強の二足歩行ロボットを決定します。
2021年9月25-26日には、「MISUMI presents 第39 回 ROBO-ONE」がリモート大会(Twitch*中継)にて開催されました。ロボットによる対戦形式で実施される従来とは異なり、リモート大会ならではの特別ルールが設定され、ダミーロボットを相手に攻撃をしかけ、攻撃の難易度によりポイントが加点、獲得ポイントで勝敗を競いました。* Amazon.com が提供するライブストリーミング配信プラットフォーム
日本のほか、世界中から延べ111台(ROBO-ONE:47台・Light:53台・auto:11台)のロボットが参加し、白熱した試合が行われました。
「ミスミ学生ものづくり支援」では、毎年、ものづくりに挑戦する学生団体(大学・高等専門学校など)を対象に広く公募を行い、ミスミの商品を無償で提供しています。本プログラムを開始した2008年度から、延べ2,200を超える学生団体を支援してきました。
2018年度からは、国際ロボット競技会「FIRST® Robotics Competition(FRC)」に参戦する中高生チーム「SAKURA Tempesta」の活動を支援しています。本チームは、チーム発足初年度から5大会連続で各種アワードを受賞し、3度の世界大会出場権を獲得するという目覚ましい活躍を続けています。また、多くの中高生に対し、エンジニアリングを学ぶ機会を提供し、ものづくりの魅力を伝える活動を行っています。
ミスミグループはこれからも、次世代の製造業を担う学生を積極的に支援していきます。
ミスミ学生ものづくり支援(2021年度:全115団体)
チーム名:九州工業大学 九工大学生プロジェクトすぐ創る課
学生からのコメント
高齢者や障がい者などのニーズに応え、福祉機器や介助用具を製作しています。ミスミ学生ものづくり支援では、電動移動式モバイルチェアの開発に使用するパーツをmeviy(メビー)で制作し、ご支援いただきました。モバイルチェアは、衣服介助を行うため背もたれを取り除き、椅子の高さ調整できる介助ロボットシステムの一種です。私たちは持っている技術を使い課題解決をするほか、年齢や障がいに関係なくものづくりができる世界を築いていきたいと思います。
ものづくりの魅力を伝える活動
夏休みものづくり教室
ものづくり人材育成を目的として、2019年8月に中高生向け「ミスミ×SAKURA Tempesta 夏休みものづくり教室」を開催。参加者はミスミの本格的な部材を使ったマシン製作やゲームに挑戦し、終了後は多くの生徒から「エンジニアリングに興味を持った」などの声があり、ものづくりの楽しさを体験いただきました。
ミスミグループはアメリカ現代美術展に特別協賛し、ミスミ・アート・コレクションを過去に22回出品しています。ミスミ・アート・コレクションは、アメリカ現代美術に焦点を絞ったコレクションであり、先見性にあふれた個性的なコーポレートアートとして高く評価されています。アメリカ現代美術は、ヨーロッパの影響からの自立を目指して、アートの可能性を自由に追い求めた革新的な精神にあふれており、それは常に革新性を求めるミスミグループの企業姿勢と重なるものです。今後も、各地の美術館からの出品要請に応え、この活動を続けてまいります。
※写真:東京都現代美術館の展示風景(2002年)