トップメッセージ

メーカー事業と流通事業を併せ持つミスミならではの強みを活かし、生産材プラットフォームへの変革を加速してまいります。

デジタルものつくりのグローバルな進展に伴って、一層高まる設備設計、間接材調達の合理化ニーズを好機ととらえ、生産材プラットフォームへの業態変革を加速していきます。

2017年3月期連結業績について

2017年3月期におけるミスミグループを取り巻く経営環境は、全体として緩やかな回復基調が続きました。米国では個人消費や在庫投資が増加し、景気回復が続きました。中国では各種政策効果もあり、消費は堅調に増加し景気持ち直しの動きが見られました。また、日本でも個人消費や設備投資に持ち直しの動きが見られ、企業収益や雇用情勢が改善しました。

このような環境において当社グループは、メーカー事業と流通事業を併せ持つユニークな業態を活かしながら、これを支える事業基盤をグローバルで進化させ、顧客の非効率を解消することで世界の製造業に貢献し、同時に事業拡大を加速させています。ITを核とした新たなものつくりに応えるため、引続きウェブ戦略を推進し競争力を強化しました。また、海外における拠点展開として、最適調達を目的とした現地生産・現地調達を推進し、グローバル確実短納期供給体制の強化に努めました。これらの取り組みなどにより、自動車業界やエレクトロニクス業界の需要増を取り込んだFA事業や取り扱いメーカー数を拡大し顧客数が増加したVONA事業を中心に売上高が増加し、為替変動の影響を受けたものの、連結売上高を拡大することができました。

その結果、2017年3月期の連結売上高は2,590億円、前年比7.9%の増収となり、6 期連続で過去最高を更新しました。また、利益につきましては、営業利益は前年比5.6%増益の271億円、当期純利益は前年比8.8%増益の183億円となり、売上高と同様、過去最高を更新しました。

株主還元

当社は、経営環境や業績動向・見通しに加え、持続的成長と企業価値向上を実現するための経営基盤拡充、財務体質の強化、資本効率の向上などを総合的に勘案し、株主還元方針を定めています。

配当金につきましては、2011年度期末配当より配当性向を20%から25%に引き上げております。今年度もこの基準を引き続き維持することにしました。その結果、1株当たり期末配当金は9円10銭とし、年間配当金は中間配当金7円61銭と合わせまして、16円71銭(前年比1円29銭の増配)となりました。

■ミスミグループの業績推移
ミスミグループの業績推移

2018年3月期の連結業績見通し

2018年3月期の通期連結業績見通しについては、世界経済および日本経済が引き続き緩やかな回復が続くことが予想されるものの、米国の金融政策正常化の影響、中国をはじめアジア新興国等の景気の先行きなど、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に加え、地政学リスク等にも留意が必要で、今後も不透明な状況が続くものと思われます。
このような市場環境下において、当社は商品ラインアップの拡充とコスト競争力強化を進めるほか、グローバル確実短納期供給の強化に努め、国際市場での一層の事業拡大により、市場シェアの伸長を図ることで、連結売上高・利益ともに引き続き過去最高を更新する予定です。

今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長    大野 龍隆