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| 精密ボールねじ駆動ユニット「一軸アクチュエータ」の販売が好調です。新分野の開拓を目指し、2007年度にミスミ初のユニット商品として発売、現在商品バリエーションを拡充しながら市場シェアを拡大しています。この一軸アクチュエータによるユニット商品への参入を、初めて直面する幾多の壁を乗り越えて成功へと導いたのは、FA直動事業部のメカトロ事業チームでした。その事業戦略の基盤となったのは、チームによる卓越した市場分析に基づくビジネスプラン立案と、その承認に伴う大幅な権限委譲でした。 |
| ビジネスプランの承認で大きな権限を委譲 |
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| 「よし、やってみよう!」 その言葉を経営トップから引き出したとき、メカトロ事業チームのユニット商品参入への挑戦が正式に承認されました。チームリーダーによるビジネスプランのプレゼンテーションの結果、経営陣が未開地への航海を認めて同じ船へと乗り込んだ瞬間でした。 ビジネスプランが承認されると、チームに対して時間、人、資金のリソースが配分され、自由に事業を進めるための大きな権限が委譲されます。ひとつの企業を経営するような裁量と責任が与えられるのです。 リーダーをこのビジネスプランに駆り立てたのは、市場の変化に対する危機感でした。 メーカーが作り出す製品のライフサイクルはどんどん短くなっており、それにつれて製造設備の設計・組立も短期化が求められています。お客さまからは、リードタイムの短縮のために、部品単体だけでなくユニットでの納入ができないかという要望が寄せられていました。部品単体からユニットへという流れは避けられない。ミスミが将来さらに飛躍するためにも単体の事業にとどまらずユニット商品への進出を図らなくては。それが、リーダーが当時直面していた危機感でした。 もちろん、部品事業で成長してきたミスミが、未経験のユニット商品分野に進出できるのかという危惧はありました。しかし、今やらなければという使命感に駆られ、ユニット商品の第1号を一軸アクチュエータと決めてビジネスプランの検討を進めていたのです。 |
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| 議論の果てに培われた駿河精機との真のパートナーシップ |
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| メカトロ事業チームが一軸アクチュエータの開発に着手したころ、すでに市場には先行の大手メーカーがひしめいていました。後発のミスミとしてはいわばガリバーへの挑戦であるため、ミスミならではの優位性を確保して市場に参入する戦略が必要でした。チームはこの市場で、①納品まで通常約1カ月に対して圧倒的な短納期を実現する、②特注仕様でしか入手できなかった部品を標準化する、③業界最薄のコンパクトサイズを実現するなど商品力を強化する、の3つを武器にして参入しようと、市場分析に基づいた対策を入念に練り上げました。いずれもお客さまが困っている課題の解決策であり、他社に先んじて価格以外の付加価値を提供するための戦略です。 この実現に向けて、設計・生産で連携する駿河精機にはかなり難易度の高い要求をしなくてはなりませんでした。チームのメンバーは、「双方が一切妥協せず、このプロジェクトをなんとしても成功させる」という信念のもと、衝突をいとわない議論を続けました。その結果、お客さまのニーズを満たし競争力ある商品を開発することと生産体制を構築することを同時に実現する解決策を見出しました。こうして、ミスミと駿河精機の共同開発・生産体制を確立し、短納期・標準化の実現と商品の差別化に成功しました。 |
| 綿密な戦略とチームワークがもたらした成功 |
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| 発売タイミングも異例でした。チームは、翌年春のカタログ掲載を待つことなく、小冊子による期中の発売を断行したのです。初のユニット商品「一軸アクチュエータ LX」は、最短3日目出荷という圧倒的短納期と、積算不要のワンプライス、コンパクト化を実現しました。 初受注は発売2週目。至急ラインを組まなくてはならない大手電子メーカーが、納期の早さに目をとめたのです。チーム全員がガッツポーズで喜んだのはいうまでもありません。 緻密なマーケティングによる商品戦略は市場を確実にとらえ、ユニット商品への参入は着実に成果を上げています。チームでは現在、①商品ラインアップの認知向上、②さらなる商品バリエーションの拡充、③海外市場の開拓の3つを重点課題として取り組んでいます。国内のみならず海外での販売にもすでに手応えがあり、市場開拓を加速させています。 ユニット商品という新分野への進出を成功させたメカトロ事業チーム。中堅クラスのリーダーが、熱き心と論理性を込めたビジネスプランでチームを率い、さらなる挑戦を続けています。 |
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